賞状書士というお仕事とは?
学校や職場、コンテストなどで賞をもらうといただく「賞状」は最近では簡易的なプリントの物もありますが、やはり筆と墨を使い人の手で書かれたものが一番です。
そんな賞状を専門に書く職業の方を「賞状書士」と言います。この賞状書士になるためには特別な資格は要りませんが、お仕事として行うには民間資格を取得したり、書道の免許を持っている方がお仕事の依頼を受けやすくなります。
さらには求人自体が少ない為、民間の資格を取得し認定書士登録をした上でお仕事の依頼を受ける主婦の方や、老後のアルバイトとして働く方などが多く、他にはデパートのギフトコーナーやギフトショップで本職を持ちながら活躍する方も多いようです。
ちなみにお給料はというと、本職をお持ちの方はそちらのお給料+資格手当がついたり、主婦や年配者の場合は賞状一枚につき3000円前後の出来高制となっています。
賞状書士に必要な道具は?
賞状書士に必要な道具は、筆と墨はもちろん必須ですがプロが絶対に必要というのが「A3トレーサー」という機器です。どういった物かというと、下に原稿を置いて光を当てる事で上にその原稿が透けて見えるという機器で、イラストレーターや漫画を描く方にも使われています。
なお、トレーサーのお値段はお安いもので3000円代から、お高いもので数万円の物まで幅広く販売されていますが、基本的に使い方は同じなので予算にあったものを使用すると良いです。
なお、プロが使う筆や墨に関しては、筆は自分が使いやすい小筆を使用しますが何度か使うと圧が変わってくるので1000円前後の物を数本用意します。また墨は通常の墨汁と、硯でする固形(お高い方が滑らかで色も良いです)、他にも優勝カップのリボンなどの作成用に布用の墨汁を用意されている方も居ます。
家にある筆ペンでも賞状書士のお仕事は出来る?」
最近では高品質で本物の筆のような筆圧、書き心地の筆ペンも多く発売され、毛筆にかなり近い文字が書けるようになっています。
では賞状書士のお仕事は家にある筆ペンでも出来るのか?というと、結果から言うと「仕事は出来ない事はないが慣れるまで大変時間がかかり、文字の強さが出にくい」という事で、クオリティ的に多少違いが出てくるようです。
ただし、書道資格者や毛筆で資格を取得された方の場合のお話なので、元々筆ペン文字を習っていた方の場合はむしろ書きなれた筆ペンでお仕事をされた方が良いのかもしれません。
どちらにせよ、賞状として完成されているかどうか、お仕事がしやすい道具かという事と、納品は完成状態で判断されますので書きやすい方が良いでしょう。